メディア 2023年05月23日

【インタビュー】「トラックの総合商社」が販売する商品だから、絶対的な自信がある!(投資deスグのり)

タカネットサービス・アセットマネジメント事業部 取締役 曽我晋午の記事です。

ーータカネットサービスが「投資 de スグのり」の販売を開始した背景は?

曽我晋午(以下、曽我):弊社は、2009年の創業以来、トラック・商用車の販売・買取やレンタル・メンテナンスリースというビジネスを展開していました。代表の西口は、それ以外にもなにか新機軸のビジネスを展開できないだろうかという想いがあり、さまざまなことを模索する中で、トラックを投資商品として販売したらどうだろうかというアイデアが生まれました。実は他社が先行して運送会社を支援するファンドを運営していたのですが、それとはまた違った切り口で、我々独自のトラックを投資対象にできるのではないかと商品開発を進め、トラックを直接、投資家に購入してもらう「投資 de スグのり」の販売を2021年11月から開始した、という経緯です。

 

ーートラックを投資対象とすることで、新たなマーケットを開拓しようという試みだったんですね。

曽我:そうですね。弊社はそれまでも、さまざまな事業を展開してきましたが、あくまで顧客はトラックを使用する運送会社に限定されていました。輸送のマーケットは非常に大きいので、それだけでも十分にビジネスが成り立つのですが、トラックを投資対象とすることで、今までトラックとは縁遠かった投資家の方々にアプローチすることができます。「投資 de スグのり」は、投資家の方々にとっても旨味のある商品ですし、我々にとっても、販売チャネルを増やすきっかけになるのではないかと考えました。

 

ーー販売当初、投資家からはどんな反応がありましたか?

曽我:当初、投資家の方々からは「トラックは大丈夫なのか?」「トラックを運用する運送会社は健全な経営をしているのか」という質問をいただきました。テレビのニュースで、たびたび、トラックの事故が報道されており、それが記憶に残っていたのでしょうね。それを心配される投資家の方もいらっしゃったのですが、実は統計を見ると、乗用車などの一般車に比べ、トラック(事業用貨物)の事故件数は少なく、トラックの事故も減少傾向にあります。また、我々が運用しているトラックには、大きな事故はほとんど起きていません。

曽我:私は元々、不動産投資ファンドの業界に長く携わっていました。不動産ソリューション、ファンドのアセットマネジメント、ファンド運用のほかに、ファンド設立のアドバイザー業務にも従事していたのですが、その頃、投資商品の開発を考えていた西口社長に出会い、人柄と熱意に惹かれ参画を決めました。当時、私にはトラックに関しての知識はありませんでしたが、考えてみるとトラックは不動産と非常に似ているんです。例えば、投資用マンションのオーナーは部屋を貸して賃料を受け取り、場合によっては、物件を売却することも可能です。トラックも、運送会社等に車両を貸してリース料をもらいながら、場合によっては車両を売却することもできます。また、投資において、出口戦略が明確に描けるというのは非常に重要なポイントです。トラックは不動産と異なり、最終的にトラックとして完全な状態でなくても、部品として販売が可能であるというのも大きな魅力だと感じました。

私の経験では、投資商品というのは、投資対象を運用する土台をしっかり固めて、その上で商品を作らないとうまく運用ができません。タカネットサービスの強みは、まるでトラックの総合商社のように、売買まで、自社グループでトラックの全てを取り扱っている点です。運用できる土台があるからこそ、投資家の方々に自信をもって販売できると確信しました。

弊社は、2019年に栃木県大田原市に約2万坪という東日本最大級の整備工場兼、車両販売センターを建設しました。ここで、購入した中古トラックをリノベーションを実施して販売することもできますし、また、車両リノベーションの他、トラックをはじめあらゆる車両を運搬する会社「陸送ネット」もあり、さらに、栃木県に本社を置く物流会社「タカロジ」も展開しています。トラックを使うロジスティックの会社もグループ内にあるので、物流会社業界のリアルを把握することができるんです。弊社だけでトラックの入口から出口までのことが全て対応可能です。投資商品を運用するにあたって、これだけの信頼できる背景があるというのは、他には見当たらないのではないでしょうか。

 

※画像詳細※
左上:東日本車両センター風景・右上:東日本車両センター事務所棟
左下:株式会社陸送ネット・右下:株式会社タカロジ

 

ーーでは、そんな魅力的な商品「投資 de スグのり」の特徴を教えてください。

曽我:「投資 de スグのり」には、8つの特徴があります。順を追って説明しますね。

① トラックの買取・販売・リース・陸送・メンテナンスサービスをワンストップで実行できる当社グループが自信を持って販売。

② 不動産の家賃収入のように、毎月車両のリース料収入が発生するので、投資開始月から、リース料を受け取ることができる。

曽我:ファンドでは、毎月の配当ではなく、四半期毎や年毎等、収入になるのが数ヶ月、1年先になることがあるのですが、「投資 de スグのり」は家賃収入のように、投資家は毎月リース料を受け取ることができます。また、不動産と似ているという点では、「賃貸マンションに入居したい人=需要」があるように、トラックには運送会社や建設会社に必ずニーズがあるという点です。

③ 車両の賃借人である当社に対して、リース期間(投資期間)満了時において想定される価格での購入選択権が付与されている。

曽我:この点は不動産ではあまり見られない型式で、航空機のリースファンドでよく見受けられます。大家さんは不動産を長期で保有する場合が多いですが、トラックの場合は、建物と比べるとどうしても使用できる期間が短くなります。ですから、投資家には投資としては比較的短い3年間リース事業として運用していただき収益をあげた上で、その後、我々がトラックを買い戻す、もしくは、投資家が中古トラック市場に販売できるという選択が可能です。投資家にとっては、出口戦略が描けるという点もメリットになります。

④ 中古トラックは耐用年数が短いため、減価償却の速度が速く、利益の圧縮や資金留保効果を期待できる。

⑤ 中古トラックの市場規模は大きく、取引が活発に行われており、日本のトラックは、国内はもちろん国外でも人気があります。

曽我:日本のトラックは、エンジン付の車両で10年〜15年ほどは十分に使用できます。しかし、東南アジアを始めとする海外では、中古の日本のトラックは優良トラックとして認識されているので、海外では常に日本の中古トラックを待っている状態です。海外に需要があるので、トラックは10年後、20年後も価値はゼロにはならずに、一定程度以上の価値で海外向けの販売することが可能です。

⑥ すべてのリース車両に対して、当社もしくは使用者により車両保険を付与します。

曽我:投資家が購入したトラックは、我々のグループ会社にリースしていただき使用、もしくは我々が信頼する運送会社さんにリースします。そして、トラックを使用する運送会社もしくは当社で、車両保険に加入しますので、万が一、事故が起こった場合にも、投資家の経済的損失を可能な限り最小限に留めることを心がけています。保険の効かない大地震、津波、噴火などの天変地異以外、車両保険が適用されるため、投資家側のリスクはだいぶ抑えられます。

⑦車検証の所有者名義を車両の購入者に名義変更しますので、所有権の所在が明確です。

⑧ドル建ての商品と異なり、全て国内での取引となりますので、為替の変動を考慮する必要がありません。

曽我:トラックは車検証がありますので、自分が投資したトラックが自分のもので、かつ、どこでどのように運用されているのか、把握することができます。これは投資家の方々にとっては大きな魅力なのではないでしょうか。また、いくら魅力的な投資でも、予想以上に利益が出たり、反対に損失が大きい損失が出たりと、変動性が非常に強いと敬遠される投資家さんもいらっしゃいます。その点、「投資deスグのり」は変動が少ないため、計画的な投資に適しています。

 

 

ーー複数台のトラックをパッケージにした第一弾のセット販売(総額4億円)が、なんと1か月で完売しました。どういった点が投資家のみなさんに響いたのでしょうか?

曽我:「投資 de スグのり」の販売開始から1年半ほど経ち、徐々に認知が広まっていたことが要素として大きいのではないかと思います。 オペレーティングリース投資の対象としては、「投資 de スグのり」のほかにも、航空機や船舶、コンテナなどがありますが、我々は、国内運用、短期投資であること、また、最低投資額が3,000万円以上の航空機や船舶に比べ1台500万円から投資を始めることができるということが利点として挙げられます。そして今回、当社で厳選した車両を、2台から10台程度を1セットにし、費用の効率化を図り、これまでの車両より利回りを高く見込めることも魅力になったのではないでしょうか。通常の航空機や船舶は、ファンド形式で年率およそ1%未満ですが、「投資deスグのり」は約3%です。投資家の方々にとっても、利益の繰り延べが可能な手堅い商品であり、年3%の利益を上げるという点で、みなさまに魅力を感じていただけたのではないでしょうか。

 

ーー「投資 de スグのり」の今後の展望を教えてください。

曽我:現段階で、「投資 de スグのり」はトータル30億円ほど販売しているので、今後はコンスタントに年間30〜40億円を販売できる体制作りを行っていきたいと思っています。中期的には、トラックを対象に様々な切り口での投資商品を展開していこうと思っております。利益を追求する投資期間が短期の商品など、現在、新しいトライアルも行っており、順調に進行し、手ごたえを感じています。こういった商品を今後広く展開していけたらと思っております。

 

 

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